新築ワンルームマンション投資はお得か？

投資用ワンルームマンションの誘い

息子から、聞いた話です。

息子の友人が新築マンションを購入したとのこと。

自分で住むためのマンションかと思ったら、投資用マンションらしい。

よくよく話を聞くと、毎月２万円程度の出費で３０年後にはワンルームマンションのオーナーとして家賃収入が年金として受け取れるというものです。

家賃保証があるので、家賃の心配はいらないので安心と言っているようです。

昔から新築ワンルームマンション投資の話はありました。多くの人がローンの支払いに困って自己破産した人もいる投資法です。

そもそも借金したお金で投資をして儲かるのなら誰でもすると思います。

家賃収入は安定した収入として、悪くはないと思います。でも、家賃は一度契約をするとそれ以上入ってくることはありません。

営業努力をすれば収入が増えるわけではありません。

収入は、家賃が上限です。後はこれが減らないように努力するだけです。

また、マンションに限らず建物はメンテナンスが大切です。３０年間一度もメンテナンスする必要がなければ良いですが、実際はそうはいきません。

マンションを購入するとマンションの管理費や修繕積立金を払うことになります。この管理費や修繕積立金は共用部分に使われますので、各部屋は個人で修繕することになります。

現在、毎月手出しが必要であれば更に修繕費用の積み立てをする必要があります。

収入が多ければ多少の出費は大丈夫かもしれません。

そうでなければ、これから結婚し、子どもが生まれたら更にお金が必要になります。

甘い言葉に釣られると大変なことになります。

息子の友人にはできるだけ早く売却するようにアドバイスをしました。でも、本人は聞く耳を持たず、息子の話を聞かないようです。本人はうすうすわかっているのでしょうが、認めたくない気持ちが強いようです。

早く、事実を見つめて決断して欲しいと思います。

投資用マンションに限らず、マイホームを含め不動産は高額になります。そのため慎重さが必要です。

慎重になりすぎても前に進みませんが、それでも最低限の知識を持つことが必要です。

思い付きで家を建てたりしたら、残念ながら将来大変なことになりかねません。