万九千神社と須我神社で感じる神話の息吹

万九千神社と須我神社で感じる神話の息吹 旅行・旅

神々が最後に集う地 ― 万九千神社(まんくせんじんじゃ)

出雲といえば「神在月(かみありづき)」として知られ、全国の八百万の神々が集まる地とされています。
その締めくくりの場所が、出雲市斐川町にある万九千神社(まんくせんじんじゃ)です。

万九千神社は、「神在祭(かみありさい)」の終わりに、神々がこの地で“直会(なおらい)”という宴を行い、翌朝、出雲を後にすると伝えられている、特別な神社です。

「直会」とは、神々と人とが共に食を分かち合い、神事の終わりを祝う儀式。
つまりこの神社は、神々の“お開きの場”、別れの宴の場なのです。

なぜ「万九千」?

神社の名前にある「万九千」とは、「万(よろず)の神が、九千の議(はかりごと)を終えて、最後に集まる」という意味が込められていると言われます。

また一説には、かつて出雲の各地を巡った神々が、最後に九千柱ここに集まったともされ、神秘的な雰囲気を漂わせます。

この神社が鎮座するのは、斐川平野の一角。

先ほど紹介した荒神谷遺跡にもほど近い場所にあり、考古学と神話が重なる「出雲の聖地」のひとつといえるでしょう。

静かな社に、深い祈りを感じる

万九千神社は、決して大きな神社ではありません。
けれど、静けさの中に凛とした空気が漂い、足を踏み入れるとどこか背筋が伸びるような感覚になります。

拝殿の横には、出雲に集まった神々を祀る「神等去出(からさで)神事」の石碑もあり、古くからの伝承が今も丁寧に受け継がれています。

境内には、珍しい「撫で牛(なでうし)」もあり、身体の悪いところを撫でると、健康回復のご利益があるとされています。

万九千神社は「締めの神社」

万九千神社で神々の物語の“締めくくり”に立ち会うのはいかがでしょうか。

そこには、派手さはなくとも、
静かな佇まいの中に、出雲という土地の持つ深い信仰と時間の積み重ねが感じられます。

万九千神社駐車場
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社ねずみ
万九千神社ねずみ
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社
万九千神社ねずみ
万九千神社ねずみ
万九千神社ねずみ
万九千神社
万九千神社

小さな神社ですね。

言われないと気付かずに通り過ぎてしまいます。

神在月には参拝者が多いようです。

須我神社(すがじんじゃ)

島根県雲南市に鎮座する由緒ある神社で、日本神話に登場する須佐之男命(スサノオノミコト)とその妻・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、そしてその御子神である清之湯山主三名狭漏彦八島野命(スガノユヤマヌシミナサロヒコヤシマノミコト)を主祭神としています。

この神社は、須佐之男命がヤマタノオロチを退治した後、奇稲田姫命と共に新たな住まいを求めてこの地に至り、「吾が御心清々し」と述べて宮を築いたことから「日本初之宮」と称されています。また、須佐之男命が詠んだ和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」は、日本最古の和歌とされ、この地が和歌発祥の地とされています 。

須我神社の境内には、本社と奥宮の二つの参拝所があり、古来より「二宮詣り」として両方を参拝する習わしがあります。奥宮は八雲山の中腹に位置し、夫婦岩と呼ばれる三つの巨石が寄り添うように並び、須佐之男命、奇稲田姫命、そしてその御子神を祀っています。このため、良縁結び、夫婦円満、子授けのご利益があるとされています 。

また、須我神社の敷地内には、夫婦松や踏まぬ石、神泉坂根水などのパワースポットが点在しており、訪れる人々に癒しとご利益をもたらしています 。

須我神社は、出雲大東駅から車で約20分、または一畑バスで「須賀」バス停下車徒歩3分の場所に位置しており、アクセスも便利です。駐車場も完備されており、参拝者にとって訪れやすい環境が整っています 。

出雲大社だけでなく、須我神社を訪れることで、出雲の神話や歴史に触れ、より深くこの地の魅力を感じることができるでしょう。

須我神社駐車場
須我神社駐車場
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社
須我神社

須佐之男命に関連する神社です。

日本最古の和歌が詠まれた場所になります。

縁結びの聖地・出雲大社を歩く旅

出雲大社(いずもたいしゃ)は、島根県出雲市にある日本屈指の古社(由緒ある神社)で、「縁結びの神様」として全国的に有名です。正式名称は「いずもおおやしろ」と読みます。

ご祭神:大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)

出雲大社のご祭神は、「国づくりの神」として知られる 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) です。日本の国土を築き、医療・農業・商業など、暮らしの基盤を整えた神様とされ、特に「人と人とのご縁を結ぶ神様」として信仰を集めています。

出雲大社の特徴

日本最古級の神社建築

本殿は大社造(たいしゃづくり)という、日本最古の神社建築様式を今に伝えています。高さ約24m、荘厳な佇まいは圧巻です。

大しめ縄(おおしめなわ)

拝殿にかかる大しめ縄は長さ約13m、重さ約5トン。日本最大級の大きさで、出雲大社の象徴ともいえます。

二礼四拍手一礼

一般の神社では「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」という独特な作法で参拝します。これは神様への敬意を深く表すためと言われています。

神在月(かみありづき)

旧暦の10月、日本全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり、「縁結びの会議」が開かれると伝えられています。この時期、出雲では「神在月(かみありづき)」、他の地域では「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。

出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社
出雲大社

出雲と言えば、出雲大社ですね。

時間があれば必ず行くようにしています。

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