第二次世界大戦下のアメリカ陸軍歩兵連隊の分隊の活躍を描いた作品で、日本でも吹替え版が放送され、60年代を代表する海外ドラマとして知られています。
このドラマは、戦争を舞台にしながらも、軍事行動そのものよりも「戦争を通じた人間模様」を主題にしています。
物語は、1944年初夏のフランスで、アメリカ陸軍第361歩兵連隊第3大隊K中隊に所属する第2小隊の隊長ギルバート・ヘンリー少尉と、彼の部下の一分隊を率いるチップ・サンダース軍曹を中心に展開されます。
ドラマは、具体的な歴史的出来事に直接リンクしているわけではなく、架空の作戦や戦線で進行します。
各エピソードには心理的な葛藤などを題材としたテーマが設けられており、戦争の酷さや人間の本質について深く掘り下げています。
ドイツ兵やフランス人役を演じた俳優の中には、実際にドイツ語圏・フランス語圏の国出身の俳優が多く起用されていることも特徴です。
日本での放送は、TBS系列で1962年11月7日から1967年9月27日まで行われ、大正製薬の一社提供で人気を博しました。
特に、マーチ調のテーマソングや「STARRING: RICK JASON (AND) VIC MORROW」というナレーションが有名です。
日本では、スマートでクールなヘンリー少尉よりも、叩き上げで泥臭く荒っぽいサンダース軍曹に人気がありました。
全5シーズンにわたって製作されたこのドラマは、当初は白黒で製作されましたが、最後の第5シーズンだけはカラーで製作されました。
日本での放送順では、第1話から第127話までが白黒、第128話から最終回の第152話までがカラーで放送されました。
詳細な情報やエピソードのリストは、Wikipediaのページ1やYouTubeでの全152話のプレイリスト、その他のウェブサイトで確認することができます。
また、日本での吹替え版の翻訳を担当したのは額田やえ子さんで、現在でもそのテーマソングはCMやバラエティ番組で使用される機会が多いです。
コメント